防寒着で選ぶことができる大きいサイズ

防寒着は寒い季節や冷蔵・冷凍の環境下において、なくてはならない作業服です。生地の厚みや断熱構造も重要ですが、やはり体にフィットする適度な大きさが必要不可欠だといえます。

体形にフィットするか

体格に合わせて適切なサイズを選ぶのが肝心、そう言い換えることもできるので、体型にフィットする点が大事です。S・MサイズやLサイズは定番中の定番ですが、LLサイズ以上となると選択肢が極端に狭まるのが難点です。

体格によっては、最適な大きいサイズが国内で見付からないばかりか、輸入品に頼らざるを得ないケースもあります。海外の製品は、日本国内向けよりも大きさの種類が豊富で、LL以上も幅広く選べたりします。しかし、デザインや作りなど日本のものとは違った気になるポイントもあるので、いずれか一方が優れていると断言するのは不可能です。

それでも大きめが選びやすいのは事実ですし、何より体に合わせて実用的に選べるメリットは大きいです。日本のメーカーも、近年はニーズに応じて大きいサイズの防寒着も充実させています。LLサイズ相当の2Lだけでなく、3Lや4Lまで用意しているメーカーもあるほどです。

これだけ大きなものもラインナップに加われば、体格が大きくてもお気に入りが見付けられる可能性が高いでしょう。

大きいサイズが選びやすい

老舗メーカーの中には、5Lどころか6Lまで標準のラインナップに追加しているメーカーもあります。

つまり、防寒着は選択肢の幅が広がっており、大きいサイズがより選びやすくなっている状況です。6L以上となると、流石に選択肢は狭まってしまいますが、7Lや8Lも登場しているので心配無用です。

これは昨今の多様なニーズに企業側が応えた結果で、多くの人に着用してもらうことが大切、そのように気が付いた結果だと考えられます。全てのメーカーが用意しているわけではありませんが、少しずつ数が増えているのも確かです。

中には、定番サイズ以上を取り寄せとしている企業もあるでしょうが、多少の時間が掛かっても間違いなく入手できるので安心です。比較的作りの良い日本のメーカー製は、商品の種類と入手性が大幅に改善されていますから、これから防寒着を選ぶなら国内商品が狙い目となります。

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着用感を大事

海外製と比較して機能性やデザインを選ぶ楽しみもあるので、選択肢が増えたことは単純に喜ばしいといえるでしょう。大きいサイズを選択する時に限らず、寸法は身につける人の体を基準に、各部を検討して選ぶ必要があります。

SやLといった分類はあくまでも目安で、実際にはその人によって合う合わないが決まってきます。例えば、上下のセット購入で上がフィットしても下は合わない、そういうケースも有り得るので要注意です。ジャケットは胸周りや胴回りを始めとして、袖の長さに肩幅も影響します。

数値上は問題なく着られるとしても、着用感は数字に表れにくいですから、試着できるなら試しに着てみることをおすすめします。反対に試着が難しい場合は、やや大きいサイズを選ぶことで、快適に着られないという事態が避けられます。

試着後の購入には負けますが、それでも小さ過ぎて袖が通らない結果は回避できるはずです。

見落としポイント

防寒着選びで案外見落としがちなのは、首周りや袖口など部分です。首周りはフィット感や防寒に直結しますが、あまりに余裕がないと着た時に苦しくなってしまいます。

袖口も同様で、適度な締め付けなら風が入りにくいので良いですが、キツ過ぎると動作や作業に支障をきたします。防寒着は他にも、耐水性や撥水性に防汚加工などに加え、防寒性能も重要となってきます。耐水性は水を使う場所において見逃せない性能ですし、屋外で使用するなら撥水性も気になるポイントです。

冷凍庫などの環境下で着用するなら、マイナス何度まで耐えられるかが焦点となります。温度が低く保たれる冷凍庫だけでなく、氷点下になる環境は思いの外多いですし、屋外でもあっという間に体温が奪われたりします。汗は蒸れる原因となるので、発散性もポイントとなりますが、ただ湿気を外に逃がすだけなら体が冷えてしまうでしょう。

体温を保ちつつ蒸れを防ぎ、それでいて長時間でも快適に着続けられる、それこそが作業服を選択する際の要点です。大きいサイズもそれは同じで、求められる機能や性能に使い勝手は、大きさに関係なく同様です。

理想的な作り

最も理想的なのは、作りが良くて必要な機能などが一通り揃っている、バランスの良い製品の中に欲しいサイズがあることです。サイズを優先して選ぶとなると、選択肢が限られたり、大きさ以外の条件が満たされない結果に陥りがちです。

メーカーの努力によって、このような状況は徐々に解消されつつありますが、しかしまだまだ十分とはいえないです。現在において最適な一品を探したいのであれば、まずは大手や老舗の製品をリストアップして、そこからサイズを絞り込むのが得策です。

大手は元々ラインナップを多めに揃える傾向ですし、老舗の製品は完成度が高く痒いところに手が届いたりします。品数の多いメーカーで絞り込むと効率的に探せるので、大きめを探すならこの方法で比較、検討してみるのがおすすめです。